「明治23年　教育勅語」の掛け軸です縦194センチ横45センチこちらは四天王寺、大阪城、難波宮と重要な歴史的史跡が残されているの上町台地の由緒あるお屋敷で所蔵されていたもので、50年前までは小さな床間に飾られていたそうです教育勅語とは、日本人にとってなにが「大切なことなのか」を示された手本床の間に飾ってお読み頂き、ありがたく拝見していただきたい価値のある掛け軸で、当たり前のことが当たり前に書かれています古くて縁が裂けているところや、折り目がついた所もございますが、破れ等は修復されています菊の御門が上に有り、全て紙で表装されています上部と下部に＂金粉＂が施されています紙質で時代の流れを知ることができ、シミが古さを感じさせます日本人が祖先から受け継いできた豊かな感性と美徳、心がけるべき徳目が簡潔に述べられています【口語文訳】抜粋…国民の皆さん、あなたを生み育ててくださった両親に、「お父さんお母さん、ありがとう」と、感謝しましょう。兄弟のいる人は、「一緒にしっかりやろうよ」と、仲良く励ましあいましょう。ご縁あって結ばれた夫婦は、「二人で助けあっていこう」と、いつまでも協力しあいましょう友達とは、「お互い、わかってるよね」と、信じあえるようになりましょうまた、もし間違ったことを言ったり行った時は、すぐ「ごめんなさい、よく考えてみます」と自ら反省して、謙虚にやりなおしましょうどんなことでも自分ひとりではできないのですから、いつも思いやりの心をもって「みんなにやさしくします」と、博愛の輪を広げましょう………ふだんは国家の秩序を保つために必要な憲法や法律を尊重し、「約束は必ず守ります」と心に誓って、ルールに従いましょうもし国家の平和と国民の安全が危機に陥るような非常事態に直面したら、愛する祖国や同胞を守るために、それぞれの立場で「勇気を出してがんばります」と覚悟を決め、力を尽くしましょう皇室にとっても国民にとっても「いいもの」は、日本の伝統ですから、いつまでも「大事にしていきます」と心がけて、守り通しましょう明治二十三年（一八九〇）十月三十日御名（御実名「睦仁」）・御璽（御印鑑「天皇御璽」）—明治神宮崇敬会刊『たいせつなこと』より—#明治天皇#皇室#明治神宮崇敬会#骨董品#掛け軸