「神職寳鑑」は明治32年3月、神職関係者のための祭祀全般のエンサイクロペディアとして、八坂神社、平安神宮の神職者によって編集・出版されたもの。本書は神社建築から装飾・調度・諸祭祀の式礼、起居、祝詞にいたるまでを子細・的確に紹介したものです。代々有色故実、垂加神道の研究に携わってきた下御霊神社宮司、出雲路興通氏ら、明治期神道の碩学の示した規範が説明されています。神社故実や神道史の研究者には見逃せない好資料です。本書は明治32年3月 豊栄館　田代清次氏著作「神職寳鑑」の印刷前の原書かと思えます（毛筆書き）。但し原所有者は存命ではないため、確証はできませんが、当該神社の関係者でした。ご購入に際しては、ご自身の御判断でお願いします。古書ですので、経年劣化や多少のキズ傷みなどがありますので、ご理解ください。